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子供というのは遊びに夢中になっていれば、どうしても周囲が見えなくなりますし、危険と安全の区別もつかなくなってしまうのです。
昔は空き地や広場があって、子供たちは自由気ままに遊んでいました。親の目の届かない場所とはいえ、そこは近所であり、地域の遊び場として一定のセキュリティーが確保されていたのです。ところが最近は、そうした遊び場そのものがなくなってきました。公園も遊び方が厳しく規制され、本来の自由な空間ではなくなってしまったのです。なにより地域のコミュニティーが消えていく中で、親の目の届かないところで子供たちだけが遊んでいるという状況も許されなくなってきました。

そんな時代のせいでしょうか、子供は家の中や近くで遊ぶことが常識となりました。家の近くで遊んでいれば、どうしても色んなものにぶつかってしまいます。植木鉢や駐車している自動車、窓ガラスなどに子供の遊び道具が飛んでくるのはもはや仕方ないことなのかもしれません。
わたしはせめてそうした家の周りだけでも、子供たちが大怪我をしないような環境を整えることが大人の役目だと感じています。空き地で転んで怪我しても、鉄棒から落ちても良いと思いますが、自動車にはねられたり、植木鉢と衝突したり、割れた窓ガラスに突っ込んだりすれば、ただの怪我ではすまないからです。

特に窓ガラスは割れると凶器になってしまいますから、まず割れにくいことが重要だと考えています。通常のガラスでは簡単に割れてしまうので、特殊な張力を使った強化ガラスか、フィルムを貼った飛散防止ガラスを使うことを検討しているのです。特にフィルムを貼る方法ならば、現在使っている通常のガラスの上かカバーすることが出来るため、無駄がないと思うのです。
もちろんゆくゆくは地域社会が子供を受け入れ、楽しく遊べる環境が充実してくれればと思っていますが、今は少なくとも目先の安全確保を優先しなければならないのです。