台風でガラスが割れ、怖い思いをした時の思い出

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1959年9月26日、台風15号。
当時私はまだ幼く、窓や戸がガタガタと揺さぶられどこかでガシャーンっとガラスの割れる音やバターンと何かがぶつかる音を聞きながら、布団の中でくるまって不安な夜を過ごしました。家が壊れてしまうんじゃないか、吹き飛んでいってしまうんじゃないかととても不安だったのを覚えています。

ですがいつの間にか寝てしまったらしく気が付いたら翌朝になっていました。
まだ風の余韻が残っている中、隣の家ではインコが逃げたと探しまわっていました。窓ガラスが割れてカゴが壊れ、そこからインコが外へ逃げてしまったらしいのです。家の窓ガラスも1枚割れたところがありました。

私の家は幸いにも高台にあって水の難は避けることができましたが、台風で起こった高潮とあいまって堤防が決壊し町は大変なことになっていました。
外へ出て高台の下の方、町のあった方を見てみると水の中に家の屋根や色々な木材の破片や何かの破片等がちらほらと見え、昨日までは歩くと一時間近くかかるところにあった見慣れた友達の家の屋根がすぐそこで目に付き「なんでここにあるんだろう?」と不思議な気持ちでした。

友達やその家族がどうなったのか、未だに不明のままです。とても信じられない恐ろしい光景でした。
これが犠牲者5000人以上という史上3番目の台風被害を出した、後に伊勢湾台風と名付けられた台風でした。